JavaScript: 連想配列とオブジェクトの違い
JavaScript では「連想配列」という用語を特に使いません。
他のプログラム言語で言う連想配列のことを、 JavaScriptではオブジェクトといいます。
オブジェクトは次のように記述します。
var obj = {
id: 1,
name : 'Tanaka'
};
// name プロパティの値を表示
console.log(obj.name); // Tanaka
console.log(obj['name']); // Tanaka
これだけだと、連想配列と同じと言えます。
ですがJavaScript の場合は、値としてデータだけではなく、 関数(処理)をいれることができます。下の例では getName が関数(処理)です。
var obj = {
id: 1,
name : 'Tanaka',
getName: function(){console.log(this.name);}
};
// オブジェクトの関数を呼び出す
obj.getName(); // Tanaka
JavaScript のオブジェクトには、上のように関数を入れることができるのです。
値としてデータだけしか入っていない場合は、連想配列といっても特に問題はないと思います。 しかし、関数(処理)が入っている場合はオブジェクトといいます。
そこで広い意味でオブジェクトと呼んでいます。 そうすればデータだけの場合でも、関数(処理)が入っている場合でも当てはまります。
ですからJavaScript では「連想配列」という用語は特に使わずに、「オブジェクト」という用語を使います。
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