JavaScript: concat() 配列に要素を追加し、新たな配列を作成する

このページではJavaScriptで配列に要素を追加し、新たな配列を作成するconcat()メソッドについて説明します。

Array.concat()メソッドは引数に指定された値を追加し、新たな配列を作成します。

次のプログラムでは、配列arr1に配列arr2を追加し、新たな配列arr3を作成します。

var arr1 = [1, 2, 3];

var arr2 = [4, 5, 6];

var arr3 = arr1.concat(arr2);

console.log(arr1);   // Array [ 1, 2, 3 ]
console.log(arr2);   // Array [ 4, 5, 6 ]
console.log(arr3);   // Array [ 1, 2, 3, 4, 5, 6 ]

この時に、arr1やarr2は値が変わらないことに注意してください。 concat()は、あくまで新たな配列を作成するメソッドです。

引数を指定しなければ、配列のコピーを作ることになります。 次のプログラムでは配列arr1のコピー、配列arr2を作成しています。

var arr1 = [1, 2, 3];

var arr2 = arr1.concat();

console.log(arr1);
console.log(arr2);

concat()メソッドでは値を追加することができますが、 むしろ配列のコピーや配列の連結といった用途で使う方がメインだと思います。 値の追加なら単純にpush()メソッドを使えばよいだけです。

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